【台湾ポーカー旅】海外トナメで初インマネしたので格ゲーに通ずる戦略を考えてみた【台湾観光&グルメも】

体験

(この記事は2023年05月17日に作成されました。)

格ゲーとポーカーは本質的に相手の心理を読む。というメンタルゲーである点は非常に似ています。

ただし、格ゲーは「運」の要素が非常に削られておりプロと素人が100戦やっても100近くプロが勝つであろう世界が格ゲー。逆にポーカーは「運」の要素がかなり強く素人でも勝てる可能性を含んでいるのが大きな特徴だと言えます。

そんな運ゲーの側面も持つポーカーにハマって、台湾のAPT(Asia Poker Tour)というトーナメントに参加してきました。

前回も韓国で挑戦してきましたが、高額なメイントーナメント一発勝負!という全然リスクリターンの合わない海外遠征だったので、今回は分散させるべくいくつかの小さめのトーナメントに参加してきました。

前回の韓国ポーカー旅はこちら↓

ポーカー(テキサスホールデム)はこの辺で勉強しました。

海外ポーカートーナメントの結果

インマネ直前で強い役を引きチップが爆増したシーン

対戦格闘ゲーム歴10数年。ポーカー歴1年弱。

アミューズメントポーカーやポーカーアプリ(Mホールデムなど)を中心に浅くGTOやエクスプロイト戦略を学んできた私の結果は・・

トーナメントに4回参加中、インマネが1回。
そのトナメが580名中/18位

インマネして同卓のプレイヤーとウキウキショット。

という結果に終わりました!

収支的には

参加費 55000台湾ドル

回収費 40000台湾ドル

でマイナス15000台湾ドル。日本円で約6-70000円ほどのマイナスです..。

飛んだ瞬間はいつだって儚い..

インマネ後はプライズが徐々に上がっていって、FT(上位9名)に際に賞金が集約されていくようになっています。FT直前の飛びは残念でしたが、人生初インマネや強豪たちとの戦いはなかなか経験できない胸躍るものがありました。

ちなみにインマネは全体参加者のうち大体15%くらいからなので結構狭き門だったりします。

今回は友人2名と自分含めて15回参加中2回インマネしているので、約13%とやや平均を下回る結果でした。

トーナメントでのポーカーは最終的にオールイン勝負に勝てないとだめなので運も味方にする必要があるため、非常に分散が激しいものだとされています。

ポーカーと格ゲーの攻略の疑似ポイントを考察

ここからは海外トーナメントに出て感じた対人戦ならではの読み合いや攻略について考察していきます。

格ゲーには直接関りはないかもしれませんが、人対人のゲームならでは要素だとも思うため活かせる場があるかもしれません。

①その人に合わせてプレイスタイルを変えていく

格ゲーでいえば、キャラクターというものがありキャラの性能は全然変わってきます。

ダルシムなら遠距離からチクチク。ザンギエフなら近距離でグルグル。

ポーカーも同様にプレイスタイルというのが人によって変わってきます。

アグレッシブスタイル=積極的にレイズを行い、相手を下ろしたり。ブラフと本物を混ぜることで相手を翻弄します。

パッシブスタイル=比較的にリスクが少ないようポットを抑えながら、ブラフを少なめにして戦う。

ざっくり言うとこんな感じなのですが、相手がどんなスタイルでポーカーをしているのかをある程度予測しながらプレイできるとより勝ちやすくなります。

アグレッシブ相手には強い手でもわざと潜んでブラフを誘う。

パッシブな相手には弱い手で大きくブラフをして下ろして勝つ。

などなど。あとは相手のポーカー練度も重要でどんな手でレイズするのかコールするのかも変わってきます。

ポーカーは基本ハンドを降りて、ゲームに参加しない時間が圧倒的に多いので、この時間を使っておおまかに相手のスタイルを予想します。

実際にその相手と戦う時(ポーカーではヘッズアップという)にこれまでのスタイルを加味しながら自分の戦い方を変えていく。

ポーカーという相手のハンドが不透明なゲームではこの情報がとても大事であると感じました。

②バランスからどの程度外れるのか考える

ポーカーにはGTO戦略と呼ばれる、

「相手に搾取されないための均衡戦略」

が存在します。各シチュエーションごとのお手本プレイみたいなものです。

これは厳密にはAIによってしか出せないものなので、人間によっての再現は困難です。

私自身も全く持ってこれを活かせてるとはいえないのですが、おおまかにこの手ならフォールドしないといけない。とか逆にコールしないといけない。

という比率というものがあります。

このバランス的なプレイをどの程度外すか。は前述の①の相手によって変えていく必要があります。

「普通ならここはフォールドしないといけない場面。しかしこの相手はブラフを多くみせている。だからコール!」

といったような具合です。

相手のプレイスタイルをある程度予測できたら、その相手のプレイしている割合(バリューに寄っているのか、ブラフに寄っているのか)に合わせて変化させていくことがこのゲームの肝かなと思います。

格ゲーであるなら、相手キャラだったり、画面の中でのアクションだったりでよりリアルタイムで駆け引きが進みます。

相手に合わせてプレイを変える。といった点では格ゲーも非常に近い性質を持っているものだと感じます。

格ゲーではコンボができていたり、相手のキャラについての知識がわかっている。というのがGTOに当てはまるかと思いそれがある程度できる前提ではありますが、ポーカーも格ゲーも究極は読み合うゲームであると感じました。

③周りからの自分の印象をうまく操作して勝ちを最大化させる

また次のステップとして、相手から自分がどのようなプレイスタイルに見られているか?

も非常に重要な要素となります。

序盤でアグレッシブにブラフなどを見せていると

「コイツはブラフ野郎だ!」

という印象がつくので、そのあとの強い本物ハンドでコールがもらえやすくなります。

上手い人ほど、この自分の印象をうまく使って勝っていました。

より複雑な部分はこのスタイルというものはプレイしている中で修正ができるという点です。

格ゲーではキャラが決まっているためやれる動きはある程度決まってます。

しかし、ポーカーでは相手からのイメージを利用してスタイルを変えることができるので、そのあたりが面白く、更に読み合いとして高度に回していける部分でもあります。

インマネした大会の終盤で象徴的な出来事がありました。

残り20人付近で、残り日本人は私を含む3人ほど。そこで同卓することになった日本人の女性の方がいました。

どうやら彼女は他のトーナメントでも好成績を残している強者の模様です。

日本人同士ということもあり友好的にしゃべっていく中で、頻繁にゲーム参加されていたので

「調子よさそうですね。」

と伺うと

「強いハンドばかり入ってます。そろそろ怪しまれていると思うので参加頻度抑えないと..」

という返しをされていたので私は「これは強いハンドが多そうだ!」

という印象に勝手になっていました。

結果的にはその方に飛ばされことになったのですが、最後に戦ったハンドは予想していなかったかなり弱めのハンド!

本来ならば、こちらはある程度強いハンドだったのでオールインを返さなければいけないシチュエーションにも関わらず「強いかも」という疑念でコール止めにしてしまいました。その結果、ホール(場に出る)カードによってまくられてしまった形になりました。

今思えば、そういった印象をうまく使っていたその方は、あらためて強者であると実感できます。

カードのみでなく、そういった人の駆け引きが行われるポーカー。実におもしろいではありませんか!

とあるポーカー本にこんなことが書いてありました。

「ポーカーはゴルフのようなものだ。コース(対戦相手)を見極めてそのコースに合ったプレイをするのだ。」

おまけ 台湾観光紀(グルメや観光地など)

まだまだ大した知識もないのにつらつらポーカー論みたいなものを書いてしまいましたが、ここからは緩めの台湾旅の紹介です。

ディン・タイ・フォン

かなり有名らしい台湾料理チェーン店。小籠包が人気。

どれも安定して美味しかった。その分値段はやや高め。

胡椒餅

日本で食べことのない大きめな惣菜パンのようなかんじ。外はカリカリ、中はピリ辛の具がビッシリでめっちゃ美味しかった。

ルーローハン

ルーローハンは気軽に食べれる日本の牛丼てきなものみたいです。別で頼んだ牛肉俳骨スープ(俳骨は骨付き肉のことらしい)もあっさりめで美味でした。

牛肉麺

台湾のラーメンてきなやつ。固めのうどんみたいな印象。肉が多めに入っててよし。

寧夏夜市

いくつかある夜市でおすすめしてもらったところへ行きました。

日本にはない独特の雰囲気。台湾のエネルギーを感じる。みたことない料理ばかりで少し躊躇いますが食べたら案外うまそうなものばかり。また別のところへも

中正記念館

1時間に一回見張りの兵隊さん?の交代式をみられます。カッコいい。

台湾ポーカー旅まとめ

総評として、人はなんだか暖かいし、飯は安くて美味いしで台湾はかなり肌に合っている気がしました。

元々、日本が統治していたこともあって?なのか雰囲気はどことなく日本に近くて、ボッタくりなどもなければ、夜に出歩いても危険な感じはしませんでした。

そのほとんどをポーカーで過ごしてしまいましたが、次回は九份なども観光スポットにも行ってみたいです。

さわかぜ

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