はじめてのフィンランドサウナ旅 完全攻略ガイドinヘルシンキ【クーシャルビ/ロウリュ/コティハルユ/ウーシサウナ】

体験

(この記事は2024年05月26日に作成されました。)

サウナと格ゲーを愛するさわかぜです。

国内のサウナは色々なところに行きましたが、いつしかサウナが生まれた国フィンランドにて本場のものを体験したい!と考えておりました。

今回、夢中でやっているストリートファイター6がキャラ調整直前であった点。仕事の転職を機にまとまった時間があった点が重なったので思い切って一人でフィンランドへ行ってみることにしました。

非常に有意義な時間であったのはもちろんですが、今回は私のようにフィンランドへのサウナ旅をする方向けに首都のヘルシンキから行けるフィンランドサウナを4選を詳しく記事にてご紹介していきたいと思います。

余談ですが、フィンランド入国審査の際に

「サウナに入るためにここに来ました」

と伝えたら

「サウナは君を歓迎してくれるよ」

と返してくれてもうそれだけで来てよかったなと思えました。

フィンランドサウナ旅行の費用など

日程

24年 5/15~5/20 4泊6日

乗り継ぎあり(行きはイスタンブール空港、帰りはドーハ空港)

片道約18~20時間

かかった費用

合計 約350000円

フィンランドは物価高いのと24年時点で円安(1ユーロ170円)なのもあって滞在費は非常にかかります…

コーラ1本で5-700円、外食すると1食あたり5-7000円かかってしまいます。クレカ決済でバンバン使ってしまう可能性があるので考えながら使うようにしましょう。

内訳について

航空券
往路(イスタンブール空港経由)115000円 ※直前に取ったのでちょい高め
復路(ドーハ空港経由)86000円 

宿泊代(ホテル

50000円 1泊あたり約12000円

現地でかかった費用

サウナ代、飲食代、移動代、お土産代など

5日で約95000円 1日あたり19000円 

準備編(持ち物や準備するもの)

旅行で基本的に必要なもの

・パスポート
※24年時点でフィンランドでは日本の人はビザ申請は必要なし。2025年に導入が予定されている渡航認証制度ETIAS(エティアス)の施行後は必要とのこと。

・コンセント変換プラグ
ヨーロッパ用のものを用意

・各種充電コード

・宿泊分の服、荷物

サウナ旅ならでの持ち物

・バスタオル・タオル複数枚
向こうでもレンタルできるが節約のため何枚か持っていくほうがいい

・ビーチサンダル
今回の旅で一番といっていいほど重宝した。サウナ室の足元がとにかく熱い!ので必須品。外気浴への移動などにも非常に役に立つ

・水着 2枚ほどあるといい
フィンランドのサウナ室は日本と違い男女共用が多いためそこで使うことになる。こちらもレンタルできるが節約したい。2枚あると片方は乾かしておく、みたいに便利。

・サウナハットなど
正直あってもなくてもいいかと。。向こうでハットをかぶる文化はあまりなさそう。

ヘルシンキサウナ紹介4選

ここからはヘルシンキ近辺で入ったきたサウナを4選ご紹介します。また、場所やサウナの入り方もわかりやすく解説していきたいと思います。

どのサウナもそれぞれ特徴があったり、良かった面が違うためその辺りレビュー的に書いていきます。

コティハルユサウナ(Kotiharjun Sauna

おすすめ度 ★★★★☆

温度 ★★★★☆

湿度 ★★★★★

水風呂(シャワーのみ) -

外気浴 ★★★★☆

入りやすさ ★★☆☆☆

+ローカル感、映え度MAX

場所

ヘルシンキ中央駅から地下鉄orトラムに乗ってそこから徒歩数分です。

サウナの入り方

受付で「SAUNA One(人数)」を伝えたら15ユーロを支払う。クレカもOK

更衣室を教えてもらえる。この日は男女逆?だったようで2階が男性更衣室でした。鍵をかけるタイプなのでここで貴重品などを入れておく。

更衣室の奥にシャワー室への扉があり、シャワーを浴びれる。風呂などはないため、水を浴びるのもここ。飲み物やタオルも置いておける場所がある。ここの奥にサウナ室があります。

サウナ室の床が熱いのでサンダルは必須。サウナマットも室内にあるので使いましょう。

ロウリュは出るときに必要か聞いてみてかけてみてもいいでしょう。

「ロウリュOK?」で伝わります。やらなくてもいろんな人がかけてくれます。

サウナ室を出たら更衣室に戻ったらしっかりタオルを巻いてお店の外へ。空いているベンチや沿道脇に座ってととのいます。フィンランド人はお酒を飲んだり雑談を楽しんでるので場合によっては話かけれますが、私はほとんどほったらかしてくれたのでしっかりととのえました。

コティハルユサウナについて

ヘルシンキ最古の公衆サウナで1928年から運営されているという歴史を感じれるサウナ。ネオンの「SAUNA」看板はサウナ好きなら一度は見たことがあるかもしれません。

地元民が主なお客さんなため観光客は少なくローカル感を非常に感じれる場所です。

正直入りづらさはありましたが、サウナ室でも外気浴でも思ったより現地の人は優しくて、ロウリュの時以外は特に絡まれたりなどはありませんでした。

場合によっては話しかけられたりするかもしれませんが、笑顔で「キートス、キートス!(ありがとう)」と言っていればなんとなく伝わる感でるので、おすすめです。

他のお客さんが頻繁にロウリュするので温度も湿度も申し分ありません。ただし、水風呂はないのでシャワーを浴びるのと外に出るまでやや遠かったです。

ただ、公道でタオル一枚での外気浴は背徳感もあり、

「フィンランドのサウナきたー!」

感を一番感じれる場所でした。ちなみに日本語で案内があるように日本人の結構くるみたいでスタンプを欲しいと伝えれば上記のスタンプを押してくれます。

私の場合ヘルシンキ到着当日に行ったのですが、まさに本場フィンランドサウナを感じることができてほんといってよかったです。

ロウリュヘルシンキ(Löyly

おすすめ度 ★★★★★

温度 ★★☆☆☆ ~ ★★★★☆

湿度 ★★☆☆☆ ~ ★★★★★

水風呂(バルト海へアヴァント) ★★★★★

外気浴 ★★★★★

入りやすさ ★★★★★

+贅沢&選べるサウナ

場所

ヘルシンキ中央駅からトラムに乗ってすぐです。

サウナの入り方

こちらのサウナは予約制になっています。以下から必ず予約してから向かいましょう。料金は24ユーロです。クレカで支払いします。(ヘルシンキで予約必要なサウナはここだけでした。ちなみにしてなくて運が良ければ入れるそうです)

入って左手にサウナの受付があります。そちらに行って予約した○○と伝えます。

タオルなどは含まれているので貸してもらえます。混浴なので水着は必ず持っていくようにしましょう。更衣室を案内してくれるのでそちらで着替えてから、サウナ室やバルト海に面した外気浴エリアを堪能しましょう。

ロウリュヘルシンキについて

予約が必要であるということで、比較的ラグジュアリーよりな場所でした。

観光客も多く、今回行った場所の中では日本人の方も何人か見られ、かなり入りやすい雰囲気です。

サウナは、「薪サウナ」「スモークサウナ」「バルト海も見ながら入れる小型サウナ」「プライベートサウナ」の4種類

どれも味があっていいのですが、特にスモークサウナは温度も高く、日本ではまず味わえない(法律上作れないとのこと)ので非常に気持ちよかったです。

プライベートサウナも今回誰もいなかったこともあり入ることができました。薪サウナが他の場所と比べて若干温度が低かったような気がします。

↑箱のようなものがサウナ室。バルト海を眺めながらの入るサウナは格別でした。

更に最高なのが、バルト海へそのままアヴァント(入れる)なのでかなりぶっ飛べます。若干濁ってるのが気になりましたw

外気浴もそのまま海を見ながらなのでとにかく環境が最高な場所でした。カップルでも入れるので観光で気軽に行けるはずです。

比較的ライトな方や一般の方にお勧めするならここが一番オススメのサウナスポットでした!

レストラン&バーも併設されていてかなりレベルも高そうでした。ととのったあとにバルト海を眺めながら飲むビールはほんとにうまかった!

ウーシサウナ(UUSI SAUNA

おすすめ度 ★★★★☆

温度 ★★★★☆

湿度 ★★★★☆

水風呂(人口風呂あり) ★★☆☆☆

外気浴 ★★★☆☆

入りやすさ ★★★★☆

+おしゃれカフェ&地元感

場所

こちらもヘルシンキ中央駅からトラムや地下鉄で行けます。徒歩でも行ける距離です。

ウーシサウナの入り方

カフェの店員さんに「SAUNA One」と伝え、料金18ユーロを払います。クレカOKです。タオルや水着は別料金になっているので持参しましょう。

お酒や食べ物も売っているので、サウナ中でもととのったあとでも購入して楽しめます。みんな美味しそうにビールを流し込んでいました。

男性の更衣室に入って、水着に着替えるかタオルを巻きます。別の部屋に男女混浴のサウナ室がありそちらのエリアに水風呂を併設されていて、そこが水着必須なので水着の着用推奨です。

更衣室の奥に男性サウナ室があります。コンパクトながらもしっかり温度も高い薪タイプのサウナです。セルフロウリュでお客さんがよく水をかけています。

かけるとかなりの温度と湿度になるのでほどほどに。かけるときは一応聞きましょう。

水風呂も一応は人工的なものが用意されています。

↑見ずらいですが奥のが水風呂。

ウーシサウナについて

更衣室を出たら、外気浴を楽しめる外のスペースがあるのでこちらでととのいましょう。都会のサウナという感じで上野の北欧や錦糸町の黄金湯を思わせるようなモダン×昔ながらの公衆銭湯を思い出しました。

リノベーションされて施設のようで併設のカフェがとにかくおしゃれ。しかしながら、サウナ室はガチ仕様なのでしっかりととのえるはずです。男女で入れるサウナもあるのでカップルにもおすすめです。

お酒が好きな方はそのままカフェで買ったり食事を楽しめます。ヘルシンキ町中にあって夜の24時まで営業してるので行きやすいのよきでした。

クーシャルビサウナ(Cafe Kuusijärvi)

おすすめ度 ★★★★★+★★

温度 ★★★★★

湿度 ★★★★★

水風呂(湖へアヴァント) ★★★★★

外気浴 ★★★★☆

入りやすさ ★★★★☆

+本場スモークサウナ&最高の場所

場所

ヘルシンキ中央駅からバスを乗り継いで40~1時間ほど。乗り継ぐバスが1時間に1本だったのでタイミング次第によって前後します。一応乗り方解説します。何パターンかあるかと思いますが私は以下のルートで行きました。

ちなみに空港から比較的近く車で20分ほどなので、着いてからや出国前に行くのが時間を有効活用できそうです。私も最終日に行きました。その場合、UBERを使って35ユーロくらいでした。

ヘルシンキ中央駅からのバス停で3番線から(※写真は1番線なので注意!)

729、785~789Kの番号のバスに乗ります。20-30分くらいで「kaskelanrinne」というバス停に着くのでボタンを押して下車します。

そこから、712番のクーシャルビ行きのバスを待ちましょう。本数が1時間に1本なので私は30分以上待ってました。バス停でやさしい現地のおばさまに色々教えてもらってすごいほっこりできました。

終点一個手前の「Hanabole p-plats」というバス停で降りたらそこから徒歩数分でサウナの受付まで行けます。

クーシャルビサウナの入り方

そのまま奥の建物まで行きましょう。特に予約は必要ありません。混雑するときは待つようですが、私は特に待たずに入れました。

受付でスモークサウナに入りたいと伝え、13ユーロ(安い!)を払いましょう。

ちなみに大きなキャリーバッグを持っていたのでロッカーに入らなかったのですが、受付の方に行ったら預かったくれました。払うと腕にリストバンドを巻いてくれます。

混浴なので水着とサンダルは必須なので必ず持っていきましょう。ロッカーがキー入力式になっているのでそこで荷物を預けて、更衣室で着替えます。

更衣室の奥には電気式のサウナもありましたが、今回は外にあるスモークサウナのみいきました。(一応電気も入れるみたいです)

そのまま入口の扉から出て右手にまっすぐいくとそこはもう楽園です。

季節がら(5月)なのか、サウナの利用客よりも湖と日光浴を楽しんでいる人がほとんどで現地の人のピクニック場所になっているような印象でした。

そのまま左手の道沿いに歩くと黒い木造の小屋が2つあり、そこがスモークサウナ(小)となっています。こちらは13時から入れます。

入り口の前に木のサウナマットがあるので、それをもっていって入りましょう。下もアツいのサンダルのまま入るのがよきです。

サウナ室のスタッフに事前に言われたのですが、その狭さもあってここのロウリュは非常に危険です。

ストーンの上に最初からコップの中に水がたんまりと入ってるのですが、焦って多くかけるとマジで致死量になりかねません。

入っていた人(おそらく観光客)がいきおいで全部ロウリュをかけてしまって、ほんとに死ぬんじゃないかってくらいの味わったことのない熱さと痛さでこの旅で一番肝を冷やしました。(もちろんすぐ出ました)

なので、ここのロウリュは必ず「ゆっくり、ゆっくり」やりましょう。ほんとにやけどします。

小さい小屋からさらに奥にいった場所に大きな小屋があってそこがスモークサウナ(大)です。こちらは14時から入れます。

目の前には飛び込める湖が!こちらに飛び込んでもよいですし、反対側の大きな飛び込みスポットに入るのもOKです。あこがれの湖ダイブを体験しましょう。

夏場だったので湖の温度はそこまで冷たくなく12-15℃くらいだったのでかなり入りやすい温度でした。逆に今度や冬場の近々の湖に入ってみたいですねえ。

クーシャルビサウナについて

言わずもがな最高のサウナ体験でした。出国前で時間がギリギリだったので多くの時間は堪能できませんでしたが、フィンランドの大自然に抱かれながらの湖へのアヴァントや外気浴もさることながら、やはり本場のスモークサウナが格別でしたね。

ロウリュヘルシンキでもスモークサウナはあるのですが、サウナ小屋ということもあって雰囲気やにおいがまさに元祖サウナなんだろうなって気持ちになります。

人によっては苦手な方もいるかもしれませんが、煙の香りやくんせいされた感じでしばらく体に匂いが染みつきますが、私は野性味あふれる好きなにおいでした。

ヘルシンキの中心地から若干行きづらさはありますが、フィンランドに来たならぜひとも行ってみてほしいサウナです。

ものすごく熱いサウナでもあるので、サウナ初心者はややしんどいかもしれませんが、日本のサウナでやや物足りないという方には特に刺さるサウナではないでしょうか。

フィンランドのサウナ旅まとめ

今回の旅行は日程的な都合もあって、ヘルシンキを中心に回ってみました。フィンランドは他にもタンペレという「世界のサウナ首都」と呼ばれている場所でのサウナもあるようなので次回はそちらに行ってみたいです。

今回、日本とフィンランドのサウナ事情の違いも大きく感じました。日本のサウナでは、サウナ室では静かに、外気浴ではリラックスして「ととのう」ことを主目的として行われいる気がします。

対してフィンランドでは、サウナはコミュニケーションの場であり、サウナ室では楽しく談笑しながらロウリュをぶっかけ合う。

外気浴ではお酒を引っ掛けながら仲間やその場にいる人との時間を楽しむ。

という点でリラックスの場というよりは、社交の場としてサウナを利用しているような印象を受けました。「ととのう」みたいな人はかなり少なったような気がします。

また、国民性なのかフィンランドの方は穏やかで親切な人が多く、サウナ室やその他の場所での出会いも非常に素敵なものばかりでした。

「コミュニケーションが緊張する!どう接したらいいかわからない!」

という方はとりあえずフィンランド語の「モイ!(こんにちは)」と「キートス!(ありがとう)」を覚えておけば何とかなりますw

私自身も一人だし、サウナだけを目的としてフィンランドまで行くのはとても不安でしたが行ってみてしまえば何とかなってしまうものだし、そうした全然違った世界の環境でないと見えてこない景色もたくさんあるんだろうなと思えました。

もし、旅行に行くなどで聞きたいことや困りごとなどありましたら気軽にコメントかXにDMでもください。皆様の旅が素敵なものになりますように。

サウナと人との出会いにキートス!

さわかぜ

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