どうも普段はシステムエンジニアをやっています、さわかぜです。システムエンジニアといっても種類は多岐に渡ります。よく職業を聞かれたときに「SEです」と答えた際、
「じゃあプログラミングとかやってるんですね!頭よさそう!」みたいなことはよくある話ですが、私の専門はインフラなためプログラミングには関わらない職業です。
そんな説明をしてもあまり伝わらないので色んな種類のエンジニアがいるなか皆説明するのが面倒で「SE」と答えて説明を省くのはエンジニアあるあるかもしれません。
今回はシステムエンジニア(私の場合はインフラですが)をしていて
・エンジニアのつらいところ
・エンジニアのいいところ
を中心に記事にしていきたいと思います。
SEのつらい点、しんどい点
どんなお仕事にもしんどい部分はあるかと思いますが、特にSEをしていて
「辛かったなあ」「しんどかったなあ」
と感じた部分をお伝えしていければと思います。これからSEを目指す方はご参考に、今SEをしている方は自分の経験を比較していきながら見ていただければと思います。
残業が多い
SEのお仕事は多くの場合は納期というものが存在します。というのもとあるシステムを構築してほしい『顧客』がいて成り立っているので、そのシステムをこの日までにリリースしてほしいという思いがあります。
いわゆる期限というやつですね。この期限に合わせて、プロジェクトのリーダーはWBSといわれるスケジュールを組みます。
いつまでが設計、いつまでが構築、いつまでがテストみたいなイメージです。このスケジュール通りに進めることができなければ、リリースに間に合いません。
そのためそのスケジュール通りに運ばせるにはメンバーそれぞれのより頑張って稼働する必要が出てきてしまい、結果『残業するしかない』状況が生まれやすいのです。
最近こそ様々な取り組みで残業を減らそうと努力しているようですが、実際の現場はそうはいかないことも多く終電近くまで作業をすることもしばしば。私も忙しい時期には月残業100を超えた月もありました。
日々新しい技術を学ばなければいけない
ITという技術の移り変わりが激しい業界。全くわからない技術を担当することもよくあります。
昨日まで全く知らない単語の技術を「じゃあ、担当よろしくね」なんてことはおそらくエンジニアなら経験していることでしょう。
これはおそらく人の好みによるかもしれませんが、常に新しいことを勉強したい!とかITの新しい仕組みを学べるチャンスだ!
と技術に前のめりになれる人にとってはつらいどころかやりがいの持てる点になるのかもしれんが、まあ私にとっては苦痛でした。
わからないことを調べて、製品マニュアルや参考書を読み漁り、それを人にわかるように設計資料としてアウトプットを行う。
これが割と短期スパンで訪れるので合わない人はとことん合わない仕事だと思います。
もちろんエンジニアの種類によっては少ない知識は技術を詰め込んでおけばOKというような仕事もあるかと思いますが、多くのエンジニアは日々移り変わるITの新たな技術や仕組みを勉強しなければいけません。
それはおそらくエンジニアを続けていく以上、ついてまわることでしょう。この先も更なるスピードで技術は目まぐるしく進歩していくはずなので。
人と関わりがあまりない
これには逆に関わり名がないほうがいいという人もいるかもしれませんね。私の場合も当初は
「人に接するのが苦手だから」
「パソコンでの作業がほとんどだろうから苦にならないであろう」
みたいなイメージからこのエンジニアという仕事を選びました。まあこれについては遠からず近からずといったところで
実際、業務中に人と接する時間は少ない業種かと思います。もちろん立ち位置にもよります。
例えば、責任のあるリーダーやマネジメントが必要なポジションであればミーティングは細かく行われ、顧客やプロジェクトのメンバーとの進捗状況の会話はこまめにあります。
あくまでいちメンバーのポジションであると基本的には自分の担当する部分についての報告が主な内容となるため、基本的にはリーダーは関わる他のメンバとの会話、共有などしかありません。
そのため、普段関わる人といえばそのプロジェクトに携わっている人たちのみになるので必然関わる人の種類は限られてきます。
私も業務イメージだと一プロジェクトにつき3~5名くらいでしょうか。そのくらい色々な人と関わるは少ない職種といえます。
説明する能力(コミュ力)がわりと必要になってくる
個人的に結構しんどい部分はこれですね。様々な場面で技術についてのミーティングや進捗についてを問われる場面があります。これを説明する能力があまりないと痛い目見ます。
「エンジニアなんて特にコミュ力いらんやろー!」
って思っていましたが、大違いです(笑)どこの現場にいっても人にわかりやすく物事を伝えられる人はいて、そういう人は大体仕事もできます(というか仕事ができるというイメージが付きやすい)
「仕事で最も必要なのはコミュニケーション能力だ」なんてよく言う話ですが、これはエンジニアにも当てはまります。
コミュニケーション能力が高いとリーダーに上手く頼ったり、わからない部分を有識者に聞けたりと仕事のやりやすさが大きく変わってきます。
特にエンジニアの仕事は技術についてをよりロジカルに論理だてしながら説明する必要もあります。なぜなら皆そういう話し方をしているからです。例で言うと以下のように
結論 ⇒ なぜそうなったか ⇒ 具体的な例
みたいなことを意識して話さない伝わるずらく「わかりやすい話せ」と言われることもしばしば。。
また、これはどの仕事もそうかもしれませんが、コミュ力があると「仕事ができるなこの人」というイメージが付きやすいんですよね。
そういうイメージがある人って例えば仕事でミスをしたとしてなぜか許されることが多いんですよ。「まあ次は頑張ってね」みたいな。
これが、コミュ力ない人だとまあきつく怒られてる。とかいうこと多くないでしょうか。
実際はコミュ力ない人のほうが頑張ってるしミスも少ないのに、当たりが強くなりがちになっている光景をよく見ます。
これはおそらくですが起こっている上司側も人間なんで、『怒りやすさ』みたいなものが違うんでしょうね。この人ならなんも言わないから怒りやすい、とか。逆にコミュ力ある人やはっきり言う人は怒りずらい。みたいな。
悲しいことにこうしたことはエンジニアでも多いんです。時にははっきりものを言う。きちんと説明する。みたいな心の持ち方は必要です。
エンジニアのいいところ、良かった点
エンジニアのネガティブな話ばかりになってしまいましたが、逆にやっていてよかった点やいいところをご紹介していきます。
プロジェクトごとに人間関係が変わる
これもまたエンジニアの種類にもよるかと思いますが、いわゆるプロジェクトごとに参画してるSEの場合、そのプロジェクトによってメンバーや体制は変わります。
そのため、プロジェクトの時期によるものの、半年~2年くらいでリーダーやメンバーも変わっていきます。
「あの人を合わないなあ」「あのリーダーがあたりきつくていやだな」
みたいなことも一定の時期を過ごせば終わって、別の人と仕事をすることになります。
まあ、その都度人間関係が変わることで生まれるストレスもあるかもしれませんが、ずっとその人と仕事をするわけでない。というのがいい点でもあると思います。
色んな人の仕事の仕方がわかるというのもいい点でもありますね。当然やり方など違うくて戸惑うこともありますが個人的にはこうしたスタイルは合っています。
ITのスキルや技術が身につく
仕事上いやでも毎日パソコンと向き合い、担当のタスクをこなしていくことになります。
これによって、初歩的なことでいうとパソコンの操作やWord、Excelの基本的な使い方など身に付きます。
私の場合、インフラのエンジニアということもあってExcelなど使用することは非常に多くあります。これによって普段生活していて使用しないような使い方も覚えてきます。
また、そうした基本的なこと以外でも、インフラ領域でいえばサーバ構築、Linuxやwindowsサーバなど普段使用ないようなOSの操作やこれまた普段使わないようなミドルウェアの知識が身に付きます。他にもクラウドや仮想化についてもわかってきます。
アプリ領域でいえば、プログラミングの言語が学べたりそれを使ってアプリケーションやサービスを作る。みたいなことをできるかもしれません。
そうしたITのスキルが一定身に付くという部分は今後役に立っていくものかもしれません。
給与水準は高く、そこそこの給与が貰える
以下のマイナビサイト(2018年業界別給与水準)にもあるように、システムエンジニアの給与水準は業界別で6位となっており、給与水準は高めの業界です。1位とシステムアナリストもITエンジニアの枠でもありますね。
まあ、これはマネージャーなどの高給な人も入っているため高めにはなっていますが例えば未経験で入社しても
大学卒の新卒の給与(23万くらい)は貰えると思います。そのため他の業界よりは給与体系だけで見れば悪くはないと言えます。
まあ、残業代がみなしで含まれている会社や年棒制と取っている会社も多くあるため期待をし過ぎてはいけませんが、一般的な給料よりは貰えてるほうなのかと思います。
また、給料UPを結構なスピードで見込めます。これは努力次第でもありますが、年間で50~100万円くらいは人によっては全然見込めます。
再就職がしやすい
かれこれ私も3社ほど転職を行っていますが、今のIT業界は常に人手が足りていないため、ある程度のエンジニア経験さえあれば就職先には困らないと思います。
また、ITのニーズは今後も広がると思われるため一度エンジニアという仕事を経験すれば再就職は可能です。
今では、エンジニアとしてフリーランスで働く人や在宅で仕事を行う人などその働き方も多岐に渡っているため就職という枠に捕らわれない働き方も今後増えていきそうです。
エンジニアのつらい点、いい点まとめ
つらつらと自分の経験をもとに書いていきましたが、こうした仕事に対するメリット、デメリットってどの業界でもありそうですね。その人によっても感じ方は違うかもしれません。
おそらく、「自分の仕事に100%満足してるぜ!」なんて人はいないのかもしれませんが、その中でもどこか我慢できて、どこが楽しいから頑張れるみたいな最低限のラインみたいなものは自分で線引きしていきたいですね。
まだ、しばらくはエンジニアとして働くことになりそうですが、今後もそうした『SEあるある』みたいな記事を書いていければと思っています。
次回はエンジニアが辛くなった時の対処法「時には逃げる選択肢も必要」を自分の経験を踏まえ記事にします ↓
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