【ゲーム上達方法】心理学をゲームに応用してみたシリーズ①成長できず悩んでいる方へ[学習性無力感]

ゲーム

(当記事は2021年1月29日に作成されました。)

どうも2021年になって心理学を勉強しはじめましたさわかぜです。

もともと興味があったことと、自分自身をもっと知るため、そして勉強を通してよりいろんな人への貢献(とかいうと偽善的な感じもしますが)をしたいと考え本当にイチから勉強しています。

そんな勉強とやっぱり自分の人生とは切っても切れないものである「ゲーム」とを関連ずけて何かを発信できればいいなと考え、

今年からちょこちょこと「心理学をゲームに応用してみたシリーズ」やっていこうと思っています。

ゲームといっても主に「格闘ゲーム」のこと中心になるとは思いますのでご了承ください..

それでは早速今回は、対戦系ゲームを続けていくことで重要なことでもある

「己の成長」というテーマ

からやっていこうと思います。まだまだ至らない点もあると思うので気軽に見てもらったり、気軽にコメントください。

ゲームにおいて成長を感じられない人に向けて

みなさんは「学習性無力感」という言葉はご存じでしょうか?私は全く知りませんでした。

このことばを簡単に説明すると。

「自分自身ではどうにもできないこと、長く続くていても変化を感じられないことに対しての行動力が徐々になくなってしまうこと」

です。「セリグマンの犬」という実験で同じ犬にどんな行動をしても「電気ショックを与える」ことを続けたとき、そのうちその電気ショックを「回避できる状況」になってもすべての行動を諦めてしまった。

という例があるように、苦痛の状態が続くと行動する気力が失われてしまうことがあるそうです。

この言葉を聞いて、真っ先に思い浮かべたのがゲームのオンライン対戦におけるランクマッチシステムでした。

「どれだけ時間をかけていてもポイントが全く上がらない。何が課題かもわからない。」

こんな状態ではないでしょうか。

この目に見えてわかりやすい、「ポイント」というものに対して一喜一憂して上がらない現状に嫌になってしまう。
そんな状態が続くことで最終的にやりたくなくなってしまう。

私もたくさんそんな経験をしてきましたが、本当につらいものです。

ことあるごとにランクマッチに対しての不安や憤りを感じるつぶやきなどをSNS上で見ることからも多くの人がこのランクマッチに悩み苦しんでいるのではないかと予想されます。

それが、「原因や課題が見えている状態」であるならまだいいのですが、それすらもわからず苦しんでいる。そんな方も多いのではないでょうか?

ある程度、経験がある人なら「ここを練習すればいい。」がわかりますが、初心者ややり始めた人はそれがわかりません。
そうしているうちに変化しない状況に嫌気がさして辞めてしまうのです。

ゲームであれば辞めればいいだけですが、日常生活を送る上でも関係してくるといわれ、つらい仕事の環境をどうしても帰ることができない、あらゆることがうまくいかない、などでうつ病を引き起こす原因とも言われています。

では実際にこういった状況になってしまった場合そうしたらいいのかを具体的な方法とともにご紹介します。

シェイピング法(課題を細かく分割する)

大きな課題や目標を達成するのは難しいものです。そのためその課題や目標を細かく分けよう。というのがこちらのシェイピング法といわれるものです。

ランクマッチで例えるなら、いきなり「ダイヤ」「マスター」を目指す!ではなく、ブロンズ→シルバー→ゴールドなど目標を分ける、

そのキャラの10個覚えなければならないコンボを、一個ずつできるようにする。といったことです。

先ほど言ったように、ポイントを目安にしてゲームをするのはあまりオススメしません。もちろんわかりやすくていいのですが、これよりも

「できないことを少しずつできるようにする。」

ことが重要かと思います。

そこで具体的に以下のような方法を考えました。

①まずは自分ができないことを洗い出してみる。それをメモする

例えば、APEXなどのFPSならば大前提として敵にダメージを与えるための「エイム」が最重要であったり

格闘ゲームも、技を出せるようにする。ダメージを与えるためのコンボができるようにする。相手の飛びを落とすために対空技を出せるようにする。

などなどそのゲームにおいて必須で必要になってくるテクニックで、できていないものをリスト化します。

②それをトレーニングや訓練モードなどで反復して練習する

できないことがわかったら、それが実践でできるように練習しましょう。覚えようとした項目をできるようになるまでひたすら反復して行います。

エイムが安定するようになるまで動かない的でまとめてダメージを与えれるようにする。

同じコンボを何回もできるようになるまで練習する。

こうしてまずは自分の中で確実にできるようになるまで練習します。

③実践で練習したことを何度もやってみる

練習でその課題ができるようになったら、本番で惜しまず出してみましょう。最初はうまくいかないことのほうが多いと思いますし、それが原因で負けてしまうかもしれません。しかし、それを続けることでそのテクニックが気づくと自分のものになっています。

これで、一つの課題クリア!また一つ新しいことができるようになりました。

この工程を何度も続けることで気付くと徐々に思い描いていたこと(プレイ)ができるようになっていると思います。

そうやって、小さい「できるようになったこと」を重ねていくことで、気づくとランクやポイントが付いてきている。そうなることが理想であり、嫌にならない一つの方法かと思います。

結果の知識

正しい選択についての知識を得ることです。

格闘ゲームでは様々な局面での最善の行動であったり、FPSでも状況ごとのベストな立ち回りであったりとその局面においての選択肢はたくさんありますが、その「正解」をわかっていない状態で動いていても、何が正しい行動で何がよくない行動なのかもわかりません。

そのため、その状況別でも正解の選択を持っておくことが「結果の知識」につながります。

例えば、格闘ゲームにおいては「確定反撃」といわれる言葉があり、相手の特定の攻撃をガードや透かしたりすることで、確実にこちらの攻撃を勝てることのできる状況を指す言葉なのですが、この確定反撃をどれくらい知っているかでかなり勝敗に関わってきます。

古くからある「昇龍拳」は無敵がついていて強力な技ですがガードされると拳が空を切って隙だらけになります。

この反撃場面で自分のキャラと持っているゲージでどんな行動をするのが一番ダメージを与えることができるのか?

これを知っているか知っていないか、これが結果の知識です。

各キャラクターの対策などもこの知識の量が関わってきます。自分のキャラ、相手のキャラでその場面でどんな行動が正解か、これを徐々にでいいので少しづつ覚えるように意識できるといいでしょう。

おすすめは、「うまい人、強い人の動画を見てみる」ことです。その場面においてのベストな行動がわかります。

更にいいのは、アドバイスで自分のプレイのフィードバックをもらうことです。身近に相談できる人がいる場合は活用するのが最善かもしません。

学習の転移

前の学習した内容が後の学習に影響を与えること。
でいい方向にも悪い方向にもいきます。

例えば、以前やっていた別のゲームで「強い行動とされていたもの」(スト4なら遅らせグラップなど)を引きづって今やっているゲームにおいてもその行動に頼ってしまっていたり、

以前から同じような攻撃手段でそこそこ勝てていた、しかしランクが変わったことによりその攻撃が徐々に通用しなくなってきた。でもなかなか変えることができない。

といったようなことです。これに関しては考え方を変えて新しい方法を試してみたり、逆に別の環境(ゲーム)でも通用するようなテクニックであれば、人より早くものにできたりもするのでピンチにもチャンスにも変えれるものです。

過去に行った体験や課題、学習内容を次にも生かせそうだ!と思うこと。ゲームに限らず、考え方や取り組み方など様々あると思うので成功体験を思い浮かべて応用してみてはどうでしょうか?

学習性無力感を利用した成長法まとめ

心理学をゲームに生かしてみた第一弾となりましたがいかがでしたでしょうか。勉強してて思うことは、実生活でもゲームにおいても意識すべきことは似ているのかもしれない。ということです。

たぶん一番よくないのは、停滞している状態が続いていて「楽しくないとわかっているにも関わらずそれをだらだらと続けてしまっている。」状況だと思います。

停滞している、成長できていないというのは苦痛でもありしんどい時でもありますが、かえって今置かれている状況を振り返ってみて、さらに成長するためのチャンスだととらえたほうがこの先色々をお得だと思います。

「まったく成長できていないからもう嫌だ!」

「自分じゃ解決できない。もうどうしようもない。」

そんなときでも、ふと立ち止まって考えてみたり、人から話を聞いたり、本を読んだりすると新しい課題が見つかるかもしれません。

この学習性無力感を利用してもっともっと自分を成長させてあげましょう。私自身も強く思いました。

さわかぜ

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