どうもゲーマーのリョウです。
本日の5/7(月)が最終日の六本木の国立新美術館で開催している、
印象派展「ビュールレ・コレクション」
に行ってきました。
朝から採用面接が入っており、やや憂鬱な午前を終えて、せっかく午後も何も予定がなかったのでなにかイベントに行ってみようと思い立ちました。
都内で開催している、イベントを調べて目についたのが、この印象派展と人体展でした。
印象派展 (東京は終わり、福岡 2018年5月19日(土) ~ 7月16日、名古屋2018年7月28日(土) ~ 9月24日(月・祝))
人体展 (2018年3月13日(火)~6月17日(日))
チケットを買おうと金券ショップを回っているときに、なんと元AKB,NMBの市川美織さん(フレッシュレモンになりたいのーの人)がいました!知らない人もいるかもしれませんが、元AKBオタの私は声掛けて握手してもらいたかった。。
と話がそれましたが、色々回っても金券ショップには最終日である「印象派展」のチケットはなかったんですよね。
それで上野の国立科学博物館でやっている、人体展のチケットを購入し、上野公園の向かうと。。
やってない!(笑)
そうなんです、国立科学博物館は月曜日は閉館日なんですね。日付までは見ていなかったのでミスです。。
ということで、めげずに気持ちを切り替えて、
印象派展に向かうことに!
↑ 今回のコレクションの目玉である
ルノワールの「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」写真左
モネの「睡蓮の池、緑の反映」写真右
今回私は、左の可愛いイレーヌが一番の目的です!というのも普段は美術なんかはあまり興味のない私。この絵はたまたま一年くらい前に友人と旅行したときに泊まったホテルにこの絵画の複製画が飾られており、その圧倒的な美しさに魅了されてしまったのです。まさにひと目ぼれ。
そうこれは運命の再会?なのです!
・六本木の国立新美術館にて
↑チケットと入り口のポスター。イレーヌ嬢推し半端ねー!w
やはり、
「絵画史上、最強の美少女(センター)」
と賛否両論あったというキャッチコピーだけあって、可愛いイレーヌ推しが凄まじい!
当日券を買って、いざ会場へ。
・会場内展示について
最終日で平日ということもあってか待ち時間は特になく入れました。
客層は年配の方々が多く、あとはちらほら大学生っぽい人とかカップルがいる感じでした。
・会場はそれぞれ10章のテーマに分かれている(以下サイト引用)
1章 肖像画
名作への期待に胸膨らませて会場を訪れた来館者を先ずお迎えするのは、肖像画の数々です。17世紀のオランダを代表する画家フランス・ハルスの傑作、《男の肖像》にはじまり、フランス古典主義の完成者アングルが愛情を込めて描き出した妻の肖像、さらには友人シスレーをモデルにルノワールが描いた若き日の半身像など、各時代を彩る名人たちの筆による個性豊かな肖像画が並びます。これらの作品により、西欧絵画200年の伝統とその表現の推移、さらにビュールレ・コレクションの広がりと厚みを体感することができます。
2章 ヨーロッパの都市
この章ではヴェネツィア、ロンドン、パリといったヨーロッパの大都市を描いた作品をご覧いただきます。ビュールレ・コレクションの中核は、19世紀後半の印象派、ポスト印象派の作品ですが、大学で美術史を学んだビュールレは、自らのコレクションにも歴史的な広がりを与えたいと考えていました。18世紀前半のカナレットが描いた写真のようなヴェネツィアの風景。それから百数十年後の、色彩の中に全てが溶け合うようなモネのロンドンの風景。二つの作品は風景表現の歴史と画家の個性のあり方を明確に教えてくれます。
3章 19世紀のフランス絵画
19世紀のフランス美術の最も大きな変化といえば、主題性が希薄になっていく点があげられます。つまり何を描くかではなく、いかに描くか。神話や宗教、歴史といった、それまで最も重要と考えられていた主題が後退し、風景や静物など、日常の何気ない一瞬を捉えたような作品が画家たちの関心の的となっていきます。この章では、ドラクロワやシャヴァンヌなど、古典的な主題を取り上げながらその様式で近代への扉を開いた画家たちや、しばしば近代絵画の父と称せられるマネを中心に紹介します。
4章 印象派の風景 ―マネ、モネ、ピサロ、シスレー
印象派の画家たちは、肖像、静物、風俗など様々な主題に挑戦しましたが、最も熱心に取り組んだ画題が風景でした。パリ近郊、セーヌ河畔の豊かな自然を舞台に繰り広げられる作品の数々は、描かれた時の光のきらめきや風のささやきを感じさせるほど、生き生きと表現されています。世界中の人々を魅了するこの美しい風景画が、誕生当時酷評されたことなど今では信じがたいものがありますが、それほどまでに自然を写し取る彼らの細やかな技法は革新的だったのです。
5章 印象派の人物 ―ドガとルノワール
印象派の画家の多くは風景や静物を得意としましたが、ドガとルノワールの二人は主に人物に力を注ぎました。そして人物を対象にしながら、そのポーズや動きに着目し、冷静なまなざしで一瞬の姿を画面に記録したドガに対し、ルノワールはモデルに寄り添うようにしてその生命の輝きを、豊かな色彩によって謳いあげました。対照的な個性を見せる二人ですが、長い伝統を誇る人物を中心に据えたその作品には、他の印象派の作家とは異なる、どこか古典的な趣が漂っています。
6章 ポール・セザンヌ
マネ、モネ、ルノワールなど、ビュールレ・コレクションの印象派の傑作は枚挙に暇がありませんが、中でも白眉と言えるのがセザンヌの充実したコレクションです。6点の出品作は、暗い情念を感じさせる初期のバロック的宗教画から、印象派の筆触を独自に展開させた風景画、最盛期の妻の肖像と自画像、キュビスムの先駆を思わせる最晩年の作品まで、この画家の作風の変遷を明らかにしています。そして、近代美術の金字塔ともいえる《赤いチョッキの少年》は、絵画を見ることの喜びのすべてを私たちに与えてくれます。
7章 フィンセント・ファン・ゴッホ
セザンヌと並ぶポスト印象派の代表的画家ファン・ゴッホのコレクションも大変充実しています。6点の出品作はこの画家の様式の変遷をたどるのに十分な多様性を見せていますが、それが僅か6年の間に描かれたものと知るとき、驚きと戸惑いが私たちを襲います。炎の人と呼ばれるこの画家が、いかにその短い生涯を燃やし尽くして作品を生み出したのか、6点の作品が雄弁に物語ります。そして、作者と作品とが分かちがたく溶け合い見るものに迫る、という体験もこのファン・ゴッホから始まります。
8章 20世紀初頭のフランス絵画
19世紀後半のフランス絵画は、印象派やポスト印象派の画家たちによる造形的な探求が進み、20世紀のモダン・アートへの道が用意されました。一方で、造形的な探求に飽き足らず、人間の内面に迫ろうとする画家たちも世紀末になると登場し、20世紀絵画のもう一つの方向性を示します。この章では象徴派やナビ派、綜合主義などに分類される、ヴュイヤール、ボナール、ゴーギャンといった画家たちの、時にメランコリック、あるいは謎めいた作品の数々をご紹介します。
9章 モダン・アート
この章ではピカソやブラックなど、20世紀のモダン・アートをご紹介します。ビュールレ・コレクションの大半は1940年以降の10数年間に収集されていますが、抽象絵画など当時の現代美術は含まれていません。コレクションの中で最も新しいものは20世紀初頭のフォーヴィスムやキュビスムなど、その後の絵画の急激な変貌を予兆するモダン・アートの一群の作家たちです。僅かな時間の間に目まぐるしいほどの変化を見せる彼らの作品は、20世紀初頭の絵画革命の熱気を生き生きと伝えてくれます。
10章 新たなる絵画の地平
ビュールレ・コレクションには、モネ、ファン・ゴッホ、セザンヌなどの傑作が数多く含まれており、今回、近代美術の精華ともいえる作品64点を展示しますが、そのおよそ半数は日本初公開です。なかでもモネの代表作の一つである《睡蓮の池、緑の反映》は、これまでスイス国外には一度も出たことのなかったおよそ高さ2 メートル×幅4メートルの大作です。日本でまだ見たことのないモネの「睡蓮」。門外不出といわれたモネの最高傑作をこの機会にぜひご覧ください。
・ビュールレのコレクション64点がテーマに沿って展示されている
・「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」
・「睡蓮の池、緑の反映」
・「赤いチョッキの少年」
・「日没を背に種まく人」
がメインのような扱いでした。
・音声がガイドも500円でレンタル可能で特定の作品も音声が聞ける
・最後に展示されている「睡蓮の池、緑の反映」はなんと撮影可能
↑ 実際の撮ってきた作品
・感想
あまり印象派や絵画について詳しくはないので、細かいことは話せませんがやはり、当初の目的でもある、
「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」
は本当に引き込まれました。やはり、メインともあって人も多く集まっていたのですが、なんとか最前の一番前で見たいと粘ってようやく真ん前正面で見ることができたのですが、その美しさはもちろんなのですが、髪やリボンや服が質感まで分かるよう描かれていて、素晴らしかった。そしてその幻想的な書き方とは対照的にその顔はとても鮮明に描かれていて、そこがまた魅力的で。。
10分間くらいは立ち尽くしてたのですが
決して叶うことのない恋をしてしまった感覚
でした。つらい(笑)
他にも、ゴッホやゴーギャンやモネの作品を多数見ることができ大満足でした。本来はこの印象派などの知識などあればより楽しめるんだろうなとは思いました。
少し気になったのでこのモデルの娘を調べました。
・イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢について
以下、wiki引用
印象派の絵画のうち、最も美しい肖像画の一枚とも称される作品。1880年の夏に、パリのユダヤ人銀行家であるカーン・ダンヴェール家の庭で描かれた[2]。描かれている少女は、ベルギーのアントワープ出身のルイ・カーン・ダンヴェール伯爵の長女イレーヌ(1872-1963)であり、当時8歳だった[2]。
第二次世界大戦の最中、ナチス・ドイツに没収されベルリンで保管されていたが、戦後の1946年に当時74歳のイレーヌに返還された[2]。しかし3年後にナチスドイツを始め世界各国に兵器を売って巨万の財を成した武器商人で、スイスに帰化したドイツ人の印象派コレクターのビュールレが競売で入手しビュールレ・コレクションに収められるという皮肉な経緯を辿り現在に至っている[2]。イレーヌの娘ベアトリスも二人の孫もアウシュビッツで死亡している。
そうなんです。ユダヤ人の富豪の娘だったために兄弟や自分の子供も虐殺で亡くなってしまったようでなかなか波乱万丈な人生のようでした。この娘さんは結婚した旦那さんとの関係で捕らわれずに長くは生きたみたいでしたが、さぞ辛い人生だったことは想像に難くありません。(現代に生まれていれば私と、、笑)
しかも、このコレクション主のビュールレも第一次世界大戦で苦労したあと、なんとか絵画をコレクションする夢を叶えるために、結婚相手の親父さんの会社のつながりで武器会社の代表として大成功をおさめそれでコレクションをし始め、最終的にはこのビュールレのもとに自分自身で売っているわけですから皮肉なつながりでもありますね。。
最後の物販エリアでは、この可愛いイレーヌのポストカード(120円)を購入。(がしかし、帰ってみてみると雨で濡れている!ひどい。。)
しかも、複製絵画もあって、サイズによって値段は違うものの、10万、15万のイレーヌ嬢のもあり正直お金に余裕があるなら買いたかった。担当に人に丁寧に説明してもらいました。今は3Dプリンターの発達でその質感や凹凸も本物とほとんど同じなんだとか。現代技術すげー!ほしー!
と思いながらも120円のポストカードで我慢して会場を後にさわやかなのであった。
人体展のチケットも買っているので、またその時のレポートは載せます!
ゲーマーのリョウ
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