(当記事は2025年10月13日に作成されました)
執筆日が大阪関西万博の閉幕日です。もっと行きたかった。いや行けてよかった!
筆者が万博を意識し始めたのは、約20年前、愛知県で開催されていた愛・地球博からでした。
当時、中学生くらいだった私は東京から名古屋まで行くお金もなければ、家族もそんな経済状況ではなかったので、心の中では
「いろんな国が集まるお祭り!めっちゃ行ってみたい!!」
なんて思いつつも、それを行動に移すことができないでいました。
そんな中、大阪にて万博が開催されるというではないですか。
なんだかよくわからない、ミャクミャクとかいうロゴや開催に伴う経費等で開催前は散々叩かれていた今回の大阪関西万博。
しかし!生きているうちに日本開催の万博に参加できる。こんなことは人生の中でもなかなか体験できることではありません。
メディアや外野の声はなんのそので、必ずや参加しようと思っていた今回の大阪万博。
なんとも都合よく会社の出張が入った2度の期間を利用させていただき、いずれも土日の合計3回参加してきました!
今回の記事では、参加できたパビリオンの評価と感想
また、実際の万博参加はどうだったのかなども感想も踏まえて、自分の中の一つのレガシー(言ってみたかったんです)としてここに記していきたいと思います。
土日3日間で参加できたパビリオン
私が参加した日程は以下でした。
6/21(土)12:00~ | 友人3人で参加 事前枠予約なし |
10/11(土)9:00~ | 一人で参加 2か月前予約で住友館13時枠GET |
10/12(日)10:00~ | 一人で参加 当日登録枠でガンダムパビリオン16時枠GET |
こんな感じで参加初日は友人と参加。閉幕間近の2、3日目はソロ参加となりました。
30代独身男性での一人参加でしたが、十分楽しめましたし、ほかにもソロ参加勢は非常に多い気がしました。
皆でワイワイ万博を楽しみたい。楽しみを共有したい! → みんなで参加
自由に自分のペースで見て回りたい。少しでもパビリオン当選率上げたい → ソロ参加
なのかなという体感でした!一人は多少寂しさがあります。家族や友人たちで参加してる人はイキイキしてる雰囲気がありました。
入れたパビリオンと個人的評価
土日参加ではあり、事前予約枠も非常に少ない中でありました。そんな中でも色々と回れたかなと思うので行けたパビリオンを面白かった順で書いていきます。本来、順位付けするのでなくそれぞれの価値観によるかなとは思いますが、記録的に残しておきます!
ランク | パビリオン名 | 一言感想 |
S | 住友館 | 森の完成度。世界観。ストーリーと演出。 どれをとっても圧巻! 自然といのちについて考えさせられる。 |
S | ガンダム NEXT FUTURE パビリオン | 夢洲から宇宙に旅立つという壮大な展開。 初代ガンダム(RX78-2)を中心とした迫力の映像。 ガンダム好きでもそうでなくても楽しめる、 エンタメ盛りだくさん。 |
S | 大屋根リング | パビリオンではないが、万博のシンボル。 リング上から見下ろす会場。リング下で休める機能性 美しくもあり来てよかったと思わせる。 ただ散歩してるだけで気持ちいい。 |
A | トルクメニスタン | 正直まったく知らない国だった。友人が好きな国という ことで入場。 メッセージ強めの映像。謎のワンちゃんと馬を愛する国。 屋上テラスで料理を楽しめ、展示も豊富。 |
A | サウジアラビア | 次回の2030年リヤド万博の開催国。 内部の構造が独特で迷路のようになりながら、 映像や展示物を楽しめる。 広場でDJのライブやイベントもやってました。 |
A | シンガポール | 真っ赤な丸が折り重なった建物が象徴的。 このプラスチック、シンガポールの皆が一枚ずつ 願いを込めてるらしい。素敵 発泡スチロールや紙で作った展示。願いを書いたものが 映像に反映される仕組みで子供がやったら喜びそう。 |
A | ウズベキスタン | こちらも余り知らなかった国。中央アジアの国で もともとソ連の一部だったとか。最後に行けたパビリオン でおしゃれな白基調な展示。 360度シアターがエレベーターになっていて、そのまま 屋上へつながる。日本の杉の木いっぱいで本国に持ち帰るみたい。 |
A | ドイツ | エネルギー循環の「わ」がテーマ。 マスコットキャラがかわいい。そのキャラを持っていきながら回る。 ただし言ってることがむずくて入ってこない。。 パビリオンのクオリティは高め |
A | 各コモン館 | 知らない国を知れる機会。 スタッフとの距離感が近めでよい。 様々な国を一気に見れるのでお得感あり。 |
B | null2 | 落合洋一さんのかなり話題のパビリオン。 楽しみにしてたが、内容がかなり異質でメッセージ性強め。 人はヌルになることで、ひとつになる。猫やキノコになる。 記号がどうとか凡人にはちょっと意味がわからなかった。 |
B | スペイン | 海と海賊船をめぐる日本との関係がテーマの展示 ポスト(SNSなど)とポストカードを通してスペインを 知る。そこまで印象になし。 |
B | カンボジア | アンコールワットの模型、映像、ジャスミン米の展示など 規模も小さくスタンダードな形式。 |
C | インド(バーラト) | インドのいろんな展示。匂いがインド感あった。 商売魂がすごかった。 |
C | 国連 | 国連の歴史。映像で偉い人の挨拶。 |
C | ラトビア、リトアニア | 緑の壁のにメッセージを書ける。 300種の植物、簡易的なゲーム。 |
C | 北欧 | 人とのつながり?テーマ 写真とメッセージのみでフィンランド好きだから期待値たかめだったけど残念。。 |
C | ネパール | パビリオンというよりレストラン街という印象。 |
個人的ベストは住友館!
ストーリー、体験型、没入度。どれを取ってもすばらしい。


万博に行って実際に感じたこと
体験できることの喜び


これに尽きるかなと。
今の時代、ネットを調べると「情報」は出てきます。
それで知った気になってしまうんですけど、実際に自分が行動して体感することと人から知った情報とでは圧倒的に違うものがあります。
それは、「自分の感情が動く」ということです。
大屋根リングを歩く気持ちよさ。
各パビリオンに込められた想いへの感動。
万博に来ている人たちの笑顔や熱気
どれもネットやYouTubeでは感じることのできないものです。
今回の万博に行ってよかった。現場にいるときも一生の体験かもしれないなんて思いながら過ごしていました。
自分がどんなことは好きで、興味があって、そこでどんな行動を起こすのか。何事も体験しないとわからないことがあります。
他人や世間から聞いたことだけで物事を知った気になってしまうのはとても勿体ないことなんだと思えました。
自分が一体何に心動かさせるのか。
どんな歩き方をするのか。自分を知る旅でもあるなあと。これは海外に行った時の感覚に近い気もしました。まさに万国博覧会!
ものづくりへの狂気
各パビリオンも建造物もいろんな大人が関わって、お金も時間も膨大にかかっていて。
それをその場にいることでさらに体感できます。どれもクオリティえげつなかった。こんな規模のお祭りはそうそうは見れないでしょう。
なんだかすごいものに参加できている。そんな感覚は人生においてもなかなか経験できるものではないかなと。
人の繋がりを感じた
特に何世代にまたがって参加している家族も多かった。家族で体験したらより忘れられない経験になりそう。
今回の万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」ということで、パビリオンもいのちの繋がりをテーマが多かった。もっともっといろんなパビリオンに入りたかった。色んな感動があった反面、ひとりでいくのは勿体無いと思った。
また、一緒に行った友人は中学からの友達であり、大阪の地でこうして皆で参加できたことにも感謝。大阪に住んでいる友人にもご飯をごちそうになったり、泊めてもらったりと非常にお世話になりました。
総括
・人生の中でもなかなか経験できないレベル
・人間の創造性はおそろしい。けど素晴らしい。
・知らない自分に出会る。まだまだ感動することは多いという希望感。
人も世界もどこかでつながっているんだ!!
さわかぜ
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