(この記事は2022年09月19日に作成されました。)
あなたのゲームライフにさわやかな風を届けたいをコンセプトに活動しているさわかぜです。最近は筋トレやラーメン二郎、ランクマ配信でのキレ芸などもはやさわやかとは…といった形で命名を大きく後悔しております。
先日、私がメインでプレイしているゲーム「ストリートファイター5」のランクマッチの称号が
アルティメットグランドマスター(字にすると圧がある..)
移行略称のアルマスと書きます
となることができました。LPでいうとちょうど100000です。
※ちなみに達成時の配信はこちら↓
ダイヤ~グランドマスターまでは5000刻みでアップするのに、アルマスはグラマスの35000から65000ポイントも上げる必要があります。
おかしな話です。カプコンさん…あまりにも大雑把だ!
(ちなみに最後の称号ウォーロードは300000です)
長い道のりでした。グランドマスターのまでは小さいステップアップの感覚でランクアップのたびにとても喜び、舞い上がっては
Twitterで報告をしてちっぽけな承認欲求を満たしておりました。しかし、アルマス達成時は正直「長かった、疲れた..」という感覚でした。
ゲームくらいでしか真面目に打ち込めない人間なので、こうした発信活動をしているのに、自分がまだまだ劣っているという感覚がとてもコンプレックスでもありました。
なので、格闘ゲームが好き。というのももちろんありますが、
それよりももっともっと「ゲームが強い自分でありたい」という気持ちが後押ししてくれたと思います。
アルマスになったからといって、俺スゲーっしょ!と自慢したい記事ではありません。
もっともっと強い人はたくさんいて格闘ゲームには終わりがないからです。
とはいえ、どのようにしてなれたかという過程は気になる人も多いと思います。
「今、格闘ゲームに打ち込んでいるけど、なかなかランクが上がらない。」
「一日何時間もプレイしているのに全然強くなれている気がしない。」
そういった方々に向けた記事です。アルマスを目指していなくても、少しでも格ゲーが強くなりたい、ゲームで成長したい人にとってプラスになるよう書きましたので参考になればうれしいです。
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・使いやすいパッドコントローラータイプ
格ゲー向けに開発されたHORIの「ファイティングコマンダーOCTA(オクタ)」
入門にちょうどいいHORI製のアーケードコントローラー「ファイティングスティック」
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EVOでも優勝したボンちゃん選手など多くのプロも使用している「オブシディアン」
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それでは
「ストリートファイター5でアルマスになるためにした12のこと」
を書いていきます。項目は技術的なものやメンタル管理なものが分かれています。
またあくまで筆者の場合やったことなので人によってやり方は変わってくると思いますが参考になれば嬉しいです。
その1 会社を辞める
初っ端からなかなか難易度の高い項目だと思います。
しかし、実際に辞めることで「時間」という貴重なリソースを確保できたことも事実です。
会社員というのはどうしても決められた時間に縛られてしまいます。
平日週5日。9-18時は必須で最悪残業という展開もあり得ます。
格闘ゲームを強くなるために必要なのは労働ではありません。トレモとランクマなのです。
私の場合、IT系のお仕事をしていた関係でフリーランスになりました。夜中にがっつりゲームをして、昼くらいからリモートワークをするという生活です。
時間の融通が効くので1日の時間の多くをゲームに費やすことができます。
もちろん深夜や土日に仕事したりなどの面はありますが、会社員より確実にゲームに向き合えます!(仕事を紹介してくれてる友人に圧倒的感謝…!!)
とはいえ、学校や会社員を辞めるというのは非常にリスクのある行動です。格闘ゲームが上手くなったところでそれを実生活に活かす機会は正直ほとんどありません。
リスクリターンの合わない行動のためあまりオススメできませんが、間違いなくゲームに割ける時間は増えます。
その2 とにかく継続する
継続は力なり。はまさに格ゲーのためにある言葉かもしれません。安西先生も仰っているように諦めたら終わりです。
数日やらないだけで動きが、ものすごく悪くなります。
筋トレと格ゲーは非常に似ていると感じるのですが、しばらくやらないとゲームの腕も筋肉も落ち、衰えてるのがわかります。しかし、再開し始めると徐々に勘を取り戻していきます。
辛いときも多いですが、めげずに続けることはとても大切です。プロの方、強豪アマの方も例外なくたくさんの時間を長い月日をかけてやっているはずです。
私もこの一年くらいは3日以上空けてスト5を触らなかった日はありません。
一日少しでもゲームに触れる時間を確保するのはとても重要です。
正直しんどいときもありますが、継続は裏切らないはずです。
その3 ゲーム以外にリフレッシュできることを見つける
格闘ゲームはメンタルに非常に負荷をかけるジャンルです。なぜなら、
対戦に負けたという事実を誰のせいにもできないからです。APEXなどの協力プレイができるゲームなら味方のせいにすることもできます。
しかし、格闘ゲームの勝敗は完全に自分の能力に依存しています。
「相手キャラが強すぎる!」
「ハメ技は卑怯だ!」
などの言い訳はできますが、『負けた』という事実はプレイヤーの心をむしばんでいきます。格闘ゲームだけが趣味の人は相当な精神的ストレスがあるのは間違いないでしょう。
そんなときのためにストレスを解消できる自衛策を持っておくことは極めて重要です。
私の場合は『筋トレ』と『サウナ』でした。
筋トレで体を動かすことで、幸せホルモンであるセロトニンを発生させ、その足でサウナに行くことで体も心も「ととのえる」のです。
私のホームサウナ「草加健康センター」はまさにアルマスレベルのサウナ施設などでお近くのかたはぜひ!→http://www.yunoizumi.com/souka/
何でもいいとは思いますが、ゲームとは対極のスポーツなど身体を動かす系がおすすめです。
その4 コンボ、ヒット確認練習は裏切らない
このあたりから精神論ではない、実践的な内容になっていきます。
トレーニングモードが嫌い、苦手という人もいるかと思います。私もそうです。
しかし、基礎練習であるコンボ練習やヒット確認練習は実践で使う機会の多いアクションなのでミスがそのまま勝敗に関わってきます。
何事も基礎が大切なのは格ゲーでも同じです。
ランクマの待ち受けの際にトレーニングモードにしてマッチング待ちの暇な時間、特別やることがなかったらとりあえずコンボ、ヒット確認練習をしましょう。
特に主要で使うことになるコンボ、メインで振る牽制技の単発確認など利用頻度の高い項目はマメにやりましょう。
地道な積み重ねは裏切りません!
その5 キャラ対策はその場ですぐ調べるべし
キャラ対策ってなんだか小難しい響きがしませんか?私はそう感じます。
こう考えましょう。
「キャラ対策」を頑張るのではなく「わからないことを知るのだ」と。
いわゆるキャラ対策を私の場合こんな流れでやってます。
①ランクマでわからない技やハメをくらう
②とりあえずキレる
③そのまま「このキャラクターでトレーニングモード」を選ぶ
④相手の行動をレコードで再現(わからなければリプレイ見る)
⑤再現した行動に対して自分のキャラでどんなことできるか色々試してみる
⑥「ほう、こんなのアリじゃん!」→PCのテキストでメモ
⑦また当たった時にそれを試してみる
あくまで私のやり方ですが、嫌な行動を食らった直後って脳に深く印象として刻み込まれているはずなので、そのままの足で調べるのが一番いいのかなと思ってます。
とはいえ、また同じのをくらってキレたりするんですが。それでも知らないままにしておくより確実に前に進むはずです。
その6 デバイスをレバーレスに変えた
もともと私は、レバータイプのコントローラーを使用していました。
しかし、どうもステップ入力や歩きガードがへたくそな気がしていました。
そこで流行に乗っかる形でヒットボックスを友人から購入し、1年半くらい前から使い始めてます。
最初は全然慣れず、負けまくりのLP下がりまくりでしたが今ではレバーより華麗な操作になっていると断言できます。
特に前歩きガードを安定できるようになったのはスト5において大きな恩恵だったと感じてます。
レバーレスについてはこちらの記事で詳細に書いてます!気になっている方の参考になるはずなので見てみてください。↓
その7 よくない手癖を意識して直すよう心掛ける
対戦中にどうしてもやっちゃうことってありませんか?いわゆる手癖というやつです。
いい手癖もあります。対空だったり、前ステに小技をちゃんと出したり。
しかし、マイナスになってる手癖も多く、この手癖が非常にやっかいなもので負ける要因になっています。
例えば、私の場合、
・起き上がりに3Fのコパンを押してしまう
・近寄られると反射的に遅らせグラップを入れてしまう
などです。遅らせグラップはスト4でとにかく強かった行動なので、強かった行動がそのまま癖になってしまっています。
特に注意したいのが、グラマス以上のうまいプレイヤーと当たった時です
彼らは相手の手癖を見抜いてそれに勝てる行動をとにかく押し付けてきます
・暴れが多いなら、しっかり埋める
・バクステが多いならバクステ読みの行動多めにする
・無敵や投げが多いならシミー
逆にうまいプレイヤーほどこうした偏りが少なく感じます。
今までよく通ってきた、勝ててきた行動に頼りすぎてはいないですか?
いわゆるワンパターンになるほどそこを相手に搾取されてしまいます。意識的に少なくなるよう努力しましょう。
おすすめの方法は、紙に大きく手書きで
『①~をしない。②~をしない。』
などを書いて対戦中なるべく視界に入るよう目立つとこに置くことです。
手癖は頭で『意識』させないと絶対直りません。私も染みついたグラップ癖がなかなか直せません。
その8 同じキャラの上級プレイヤーから技を盗む
同じキャラを使っている強豪プレイヤーの配信やリプレイはなるべくチェックしましょう。
その人たちは、同じ道の何里も先にいる目指すべき人たちです。
見ているだけでも面白いと思うのですが、自分が知らない連携やネタを発見したらメモするようにしましょう。
ララはそのあたりのネタが豊富で如何にハメ連携の引き出しを持っているかでも勝敗が変わっています。
対戦動画からその人の思考レベルは可視化できないので見えづらいですが、目に見えるキャラの動きだけは取り入れるように意識して観察しましょう。
私がやっている方法は
上級者のネタをスマホでメモ→トレモで再現→実践で試してみる
の順です。最初は新しいことをやって負けます。ただ、実践の中で徐々に勝てる使い方や、ここが強いから使っていたのか!というのが見えてきます。
同キャラの上級プレイヤーの動きをトレースするよう心がけましょう。
筆者もララで頻繁に配信しています。ララ以外のことでもなんでも質問お待ちしておりますのでなかなかアドバイスしてくれる人がいないときには質問ください!
さわかぜ配信(twitch) https://www.twitch.tv/sawayakanakaze
その9 対戦相手がやりたいことを想定しながら戦う
この項目は正直かなり難易度が高い内容かもしれません。ただ格ゲーの最も面白い部分でもあると私は思います。
対戦中あなたはどんなことを考えながら戦っていますか?
この技を当てよう。当たったらこのコンボをしよう。
『自分は ~ をしよう』
という視点から
『相手は ~ な行動をしようとしている』
という視点で対戦できると戦いの幅が非常に広がります。
相手が考えていることなんてわかるわけない!と感じるかもしれません。たしかにそうです。
厳密には相手の考えはもちろんわかりません。しかし、画面から出る情報から予想することはできます。
まずは、よーく相手のキャラの動きを観察することから始めてみましょう
例えば、相手がリュウで私がララを使っているとします。
相手のリュウが「距離」や「ゲージ」でそのときどのようなことをしたいか考えます。
飛びが届かないくらいの遠距離なら以下のように、
①波動拳かな
②それとも中足を当てる距離まで歩いてくるのかな
③こちらに玉抜け用のゲージがあるから警戒してるかな
中距離なら以下のように
①こちらのサンダークラップを見てから抜けよう狙ってるのかな
②それとも対空しようと用意してるかな
③いや、大ゴスを当てにきようとしている
などなど、状況に応じて相手がやってきそうな行動を予測しておきます。
この「予測しておく」というのは極めて重要なことです。
予測しておけば、それに勝てる行動を準備することができるからです。いわゆる差し返しもこの準備動作ありきです。
波動拳なら→弾抜けや前歩きガード
差し返しねらい(ここではクラップに対して)なら→前ステップや歩きで踏み込む
技を当てにきてるなら→少し下がって置きや差し返し狙い
など、準備しておくことで対応できることの幅はものすごく広がります。
ゲーム画面という、少ない情報からなるべく相手の一手先を考えるようにするとかなり勝率が変わると思います。
この勝てる選択肢の引き出しが強いプレイヤーほどとても多くあります。少しの情報からなるべく大きなリターンを掴むための行動をしているのです。
その10 仲間と対話、交流をする
こちらはどちらかというと、継続するための環境作りに近いかもしれません。
同じゲームを共有できる仲間の有無は続けて行くうえで非常に重要な要素となります。
私も同じキャラのララの方達や道場生の方達がいなかったら間違いなくここまで続けることはなかったでしょう。
時にはお強い人に頼んで、知らないことを教えてもらったりしました。こうしたコミュニティに所属することはゲームの上達にも繋がっていきます。
同じタイトルで自分と同じように頑張っている人がいて、同じように苦しんでいるという事実がより一層ゲームへの気持ちの強さに変換されるのです。
個人的に注意したいのが、仲間に依存しすぎないことです。仲間は戦うためのエンジンのガソリンみたいなものです。
あくまで、ゲームと向き合って努力するのは自分自身です。ラウンジなどの交流は心を満たしてくれるかもしれません。しかし、苦しいランクマで戦うのは結局自分だけなのです。
その11 所詮ゲームだからという言い訳をしない
正直私自身も、勝てない時や、ボコボコにされた時など、
「結局ゲームなんだし、強くなっても意味ないでしょ」
「格ゲーが強くたって、給料が上がるわけでも、何かの役に立つことはないでしょ」
そう言い聞かせてた時期がありました。
個人的な話になりますが、仕事も勉強(大学院受験のため)もイマイチ結果が出ず自分は所詮社会に馴染めない側の人間なんだ。
と嘆いていたとき、じゃあ自分には何が残るんだろうと思い返すとゲームくらいしか打ち込んで来なかったことがわかりました。
そんな大好きなゲームでも、頑張れないんだったら一体どんなことなら頑張れるのかと。
「結局ゲームなんだから頑張っても意味ない」
これは勝てないことに勝手な理由付けをすることで自分を正当化したいだけなんじゃないかとあるとき思いました。
だから、ゲームだから頑張らない。じゃなくてゲームだからこそ頑張らないと。と吹っ切れたのを覚えています。ここ一年くらいはそんな気持ちでやってきました。
ゲームをうまくなることにたしかに実用性はないです。ただ、好きなものに全力をかけて向かっている最中こそ、かけがえのない時間なんじゃないかなと思います。
ゲームだから…とか言い訳をやめて好きなもので成長したい!という想いが確実にゲームの上達に関わっていると思います。
その12 日々頑張っている自分を自分がほめる
これめっちゃ大事です。ポイントは他の人から、ではなく自分でほめる。という点です。
世はSNS全盛期。連勝や昇格のツイートで他者からの『イイネ』は容易にもらえます。
もちろん他者からの承認はやる気にも繋がります。
しかし、「他人に認められることを目的に強くなりたい」というのは結構間違っている気がします。
とはいえ私自身も承認欲求ゆえ、イイネ狙いのツイートもしちゃいます。自分に自信がなかったので一時的な安心感を求めていたことも正直ありました。いや今でもあります。
そうした経験したからこそわかりますが、他者からの承認は度外視したほうが間違いなくゲームがうまくなります。
承認欲求は悪ではないですが、強くなるため、続けるため、そのためには
『自分が自分の成長をほめる』
のがとても大事です。確実に成長している自分の実力を認めることでみせかけの自信じゃない本当の自信がつきます。自己承認は直接的な強さに繋がります。
目に見えやすい『LPやランク』を上げて他人から認めてもらうことより、
目には見えにくいけど、『ゲームで日々成長』している自分をほめる。昨日より確実に強くなれてる自分をほめる。
これで、ゲームだけでなく広くは人生でも本質的な自信となるはずです。
他者と比較できるLPやランクを気にするより、ゲームでも成長できたら嬉しいし、他のどんなことよりも自分の成長感を重視して続けることができたら絶対強くなれます。保証します!
(おまけ)アルマス達成までのデータなど
おまけ程度にデータ関連を記載します。これまた個人差があると思います。
アルマスになるまでかかったプレイ時間
約3200時間+調べものや強豪ララの動画視聴など
PS4(プレイ時間が表示されないので概算)
およそ1500時間
steam
1700時間
戦績(ランクマ)
PS4 全体 勝率53.92%
16331戦 8805勝 7526敗
steam 全体 勝率61.74
17833戦 11010勝 6823敗
各キャラクターの勝率
steam版のみです
他の方のアルマス達成した人のプレイ時間や戦績も気になりますね。逆に私くらいの勝率でもアルマスになれるんだ。と希望を持てたはず!(笑)
おわりに
先日のTGSにてストリートファイター6の情報が多く解禁され、いよいよ発売も迫ってきた印象です。
裏を返すとスト5の終わりが見えてきました。新作はめっちゃ楽しみですが、まだまだスト5も楽しめることが多くあると思ってます。
自分のララももっともっと理想的に動かしたいですし、大会でも活躍したい。対策も全然甘い。
スト6がでたらそちらメインにはなると思うので、今この瞬間、5のララを愛でていこうと思います。
人生の多くのリソースを使ってますが、間違いなく格ゲーやっててよかったです。ありがとう!!
さわかぜ
コメント
僕もこれまで真剣に楽しめてきたのはさわかぜさんら仲間のおかげにつきます。
最初にあったのはゲームショウか何かの大会でBonoさんに紹介されてでしたか。あれから何回かフォルムチェンジもされて…笑
6でも一緒に楽しみたいと思っています!
こちらこそ、エグゼいくたび話かけてもらえてとてもうれしいです!
太ったわけではなく「筋肉」ということにしといてください(笑)
引き続き6でもよろしくお願いします!!
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