映画批評「ジュラシックワールド 炎の王国」ネタバレありストーリー紹介、評価・感想・レビュー

映画

(当記事は2018年7月22日に作成されました。)

恐竜大好き、ジュラシックシリーズ大好き。ゲーマーのリョウです。

とんでもなく暑い日々が続きますが、映画界にもとんでもなく熱い作品が公開されましたね。めちゃめちゃ待ってました。

公開から一週間遅れになりましたが、満を持してジュラシックシリーズの最新作である。

 

「ジュラシックワールド 炎の王国」

を鑑賞してきましたので、ネタバレありで簡単なストーリー紹介と

個人的評価・感想(レビュー)を記載していきたいと思います。

映画紹介PV

「生命は制御できない」

名言ですね。前作の「ジュラシックワールド」の正統続編で島にもう一度戻ってブルーを筆頭に恐竜たちを救っていくんだろうなという感じです。

基本情報とあらすじ

監督 J・A・バヨナ
出演 クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード
[ジュラシック・ワールド/炎の王国 上映時間:128分 ]

あの大惨事から3年―
大人気テーマパーク「ジュラシック・ワールド」は放棄され、恐竜たちは大自然で自由に生活を始めていた。しかし、島で火山噴火の予兆がとらえられていた。迫り来る危機的状況の中、恐竜たちの生死を自然にゆだねるか、命を懸け救い出すか。人間を救うためではなく、恐竜のための選択を迫られる。

 

※前作の「ジュラシックワールド」をはじめ、物語の始まりでもある「ジュラシックパーク」、「ジュラシックパーク/ロストワールド」「ジュラシックパーク3」は

U-NEXTがおすすめです。会員であれば無料で見れます!今作品鑑賞前の予習に見ておいても損はないです。

 



※以下、本作「ジュラシックワールド 炎の王国」のネタバレをしていきます。見たくない方はご注意を。

ネタバレありでのストーリー紹介

ストーリーの内容を起承転結で記載します。覚えてる範囲なので、若干話の前後が違かったり細かい部分は異なる場合があります。

・物語は前作の舞台であった恐竜島「イスラ・ヌブラル島」ではじまる。潜水艦のようなもので船員たちが探していたのは、前作に人間の手で作られたハイブリット恐竜の「インドミナス・レックス」の化石であった。

・無事に目的の化石の収集に成功した彼らはそれを別部隊に渡すが、その後ろに大きな影が・・

・島の地上で潜水艦を待機していた他の隊員も不穏な気配を察知。そこにはあの「ティラノサウルス・レックス」が!一人の隊員が取り残されてしまい追いかけらることに

・なんとか、ヘリのはしごに飛び乗ることに成功。生き延びたぜ!やったー!と一同。がしかし海面からさらに巨大な恐竜が現れはしごにいた隊員を「ガブっ!」と一飲み。落胆したヘリの隊員は化石を持ち帰るのであった。

・一方アメリカ本土では、イスラ。ヌブラル島で起こる火山の大噴火のことで議論をしていた。多数の声は「このまま自然に任せて恐竜は絶滅するべき」。しかし、ここに呼ばれた旧作にも登場したマルコム博士は言う「彼らを絶滅させるべきでない」と。

・前作のワールドで島の管理をインドミナスの開発を行っていた、クレアは独自の「恐竜保護機関」を作っていた。そこにはITオタクのフランクリンと獣医のジアの姿があった。

・彼らはテレビにて「政府は恐竜たちには一切関与せず、また民間の介入も禁ずる」との発表が。それは実質的に恐竜たちが噴火による絶滅を意味していた。

・事態を重く見たクレアはジュラシックパークを創設したジョンハモンドの旧友のベンジャミン率いる圧倒的な財を持つロックウッド財団を訪れていた。そこにはイーライ・ミルズという男が財団トップのベンジャミンに変わり運営を任されていた。

・恐竜を保護していきたいというミルズから島に行って、11種の恐竜種を捕獲してくることを依頼されたクレア。中でも驚異的な知能を備えた、前作に登場したラプトルの「ブルー」を最重要対象にしていた。そのブルーを捕獲するための前作主人公の重要人物「オーウェン」にもぜひ依頼してほしいと頼まれる。

・久しぶりのオーウェンと再会するクレア、オーウェンは自分で家を作りながら酒を飲むという自由な暮らしをしていた。どうやら、前作でクレアといい感じになったけども喧嘩別れをしていたようだ。

・オーウェンにことの説明を行い、恐竜を助け出すために協力してほしいと頼むクレア。しかし、そのつもりはないと断るオーウェン。クレアが帰ってから過去にブルー達を育てた記録を見るオーウェン。島に行くことに決意するのであった。

「ジュラシックワールド 炎の王国」の画像検索結果

出典:© Universal Pictures

↑子供時代のブルーとオーウェン

 

・ヘリで島に向かう、クレア、オーウェン、フランクリン、ジア。無事島に到着するとミルズが雇った傭兵隊たちが待っていた。一行は傭兵部隊の体調であるケンと挨拶を交わす。

・島は過去の姿を残しつつ閑散としていた。そんな中一等の巨大な恐竜「ブラキオサウルス」が一同の前に現れる。初めて恐竜をまじかに見たジアは改めて島に来たことを実感した。

・島の研究施設に行き当時責任者をしていたクレアによって恐竜たちの居場所がわかる。急いでラプトルのブルーのもとへ向かうオーウェンとジアと傭兵一行。クレアとフランクリンは念のため研究施設に残ることに。

・ブルーを発見したオーウェン。最初は警戒をしていたものの徐々に思い出したブルーはオーウェンに近づこうとした。その時、傭兵の一人が麻酔銃を発砲!警戒したブルーは一人の傭兵を襲った!しかもその隊員はブルーに実弾を打ってしまったのだ。

画像3: © Universal Pictures

出典:© Universal Pictures

↑再会したブルーとオーウェン

 

・ブルーを生け捕りにしなければ意味のないケンはオーウェンを寝かせるため麻酔銃を打ち込む。止めに入ったジアは言う「私を殺したらブルーを治せないから死ぬわよ?」

・そんな中、島の火山が大噴火!研究施設にいた2人はピンチ!挙句に肉食恐竜まで入ってきてしまった。パニックするフランクリン。クレアは脱出するためのルートを探していた。

・麻酔銃を打たれたオーウェンは意識を取り戻すも、すぐそばには噴火により溶岩が押し寄せていた。なんとか自力で立ちあがるオーウェンはそこから逃げ出した。

・肉食恐竜から逃げ切りなんとか、施設から脱出できた2人。そこでオーウェンと合流する。しかしそのすぐ後ろからは火山から逃げる恐竜たちの大群が。

・クレアとフランクリンは強化ポットの中へ。はティラノサウルスの助けもあり肉食恐竜たちから逃げ切った3人だが海に投げ出される。強化ポットから辛くも2人を救ったオーウェン。

・島の沖にはこれから本土に恐竜たちを運ぼうとしていた。リーダーのケンは恐竜たちの歯をコレクションとして抜いていた。様子をみて怒る主人公たち。

・主人公たちも脱出するためからくも船に乗り込むことに成功。島では火山が最初に出会ったブラキオサウルスが鳴く中すべてを飲み込んでいた。。

・一方、本土のベンジャミン邸では孫娘にあたるメイジーがミルズの怪しい行動を察知。ミルズはインドミナス・レックスのDNAを使った新種「インドラプトル」をドクターウーと開発をしていたのだ。更には恐竜たちで金儲けのようなことも画策していた。

・船内でブルーとそれの治療にあたっていたジアと合流する。ジアからブルーに輸血が必要なため、ティラノサウルスからの採血をお願いされたオーウェンとクレアはなんとかティラノサウルスから血液の採取の成功する、ブルーは一命を取り留めた。

「ジュラシックワールド 炎の国」の画像検索結果

出典:© Universal Pictures

↑ブルーの治療中。左からオーウェン・フランクリン・クレア・ジア。

 

「ジュラシックワールド 炎の王国」の画像検索結果

出典:© Universal Pictures

↑メイジーとベンジャミン邸

・本土に到着すると、フランクリンが敵に見つかり手伝えと連れていかれてしまう。クレアとオーウェンは気づかれないようトラックに乗り込むことに。多数の恐竜たちをのせた多数のトラックはとある場所に向かっていた。

・乗り込んだトラックが向かった先は、クレアが捕獲を依頼をされたロックウッド財団のベンジャミン邸であった。しかし移動している最中に2人は敵に見つかってしまう。

・ミルズの悪行を知っていたベンジャミンは自主するよう伝える。しかし、それをしたくはないミルズはベンジャミンを殺してしまう!祖父であるベンジャミンの死を知ったメイジーは悲しんだ。

・クレアとオーウェンは邸宅の地下室に捕らわれてしまう。そして、同じく邸宅地下室では富豪たちを集めた「恐竜によるオークション」がミルズ主催の元行われていた。

・隣の牢獄に居た、頭突き恐竜の強力を得て檻からの脱出に成功。その際に泣いていたメイジーに遭遇する。オーウェンは慰めながら「友達になろう」と言いメイジーは怯えながらも2人と行動を共にすることに。

・「恐竜のオークション」では、ミルズがウーと作った「インドラプトル」がお披露目されていた。試作品であるにもかかわらず3000万ドル以上の値が付くことに。

・オークションをなんとか止めたいオーウェンは頭突き恐竜を使い会場を混乱させることに成功する。会場には「インドラプトル」が残されていた。

・会場に戻った傭兵隊長のケンはインドラプトルの歯も頂くため麻酔銃を打ち込み檻を開けてしまう。しかし、麻酔銃はインドラプトルには通じずケンはもてあそばれて挙句死亡。邸内にインドラプトルが放りだされることに。

・ジアはブルーの治療にあたっていたが、たまたまそこに手伝わされていたフランクリンに助けられる。また、ブルーも開放される。しかしその際の戦闘で水素ガス?のようなものを大量に館内へ噴出させてしまう。

・オーウェン達は混乱の中、ミルズに遭遇。メイジーの姿を見て、「そいつはベンジャミンが娘をモデルの作ったクローンだ!」と衝撃の事実を告げる。メイジーはクローン人間だったのだ。

・逃げだしたインドラプトルにオーウェンたちは見つかってしまい追いかけられることに。3人は逃げ回るも執拗に追いかけてくるインドラプトル。途中クレアは負傷。その場で動けなくなる。そしてその矛先はメイジーに向かっていた!

「ジュラシックワールド 炎の王国」の画像検索結果

出典:© Universal Pictures

↑メイジーに忍び寄るインドラプトルの魔の手

・息をひそめ隠れるメイジー。がしかし、賢いインドラプトルはメイジーを発見。今にも襲い掛かるというときにオーウェンが到着。インドラプトルに挑むもピンチに。。

・しかし、そこでブルーが登場!インドラプトルとオーウェン&ブルーの激しい攻防が始まることに。

・その凶暴性と圧倒的な知性に追いつめられるオーウェンとメイジー。途中クレアが助けに入るもはやり通用せず。もはや間一髪というところでまたしてもブルーに一撃が!ブルーによって屋根から室内に落ちたインドラプトルは管内のオブジェによって串刺しに。ブルーは勝利の雄たけびを上げるのであった。

・館内には充満した水素ガス?が。このままでは館内の恐竜たちは助からない。そこでクレアは恐竜たちを逃がすかこのままに死なすかを迫られる。

・クレアが出した答えは、恐竜たちを死なすこと。「ごめんなさい」。オーウェンと恐竜たちを見つめ抱き合う。

・が、突然ゲートが開かれ恐竜たちは外に飛び出す。クローンであったメイジーが「あの子たちも私と一緒。生きてほしい。」と扉を開けたのだった。

・ちょうどそのとき逃げだそうとしていた、今回の黒幕のミルズ。そんな彼に逃げ出した恐竜の大軍が押し寄せる。一命を取り留めた。かに見えたが最後にティラノサウルスが「がぶっ!」。結局ミルズは食べられてしまった。

・邸宅を出てブルーに「俺たちと暮らそう」と話すオーウェン。しかし、ブルーは何かを言いたそうにその場を離れ姿を消すのだった。

・それから、しばらく?たったのか世界中のニュースで恐竜たちがあらゆる箇所に出没していることを告げ「これから人間と恐竜が共存を迫られる時代が来る」ことを伝えられる。

・政府たちの前で話しているマルコム博士は最後にこう言った

「ようこそ、ジュラシックワールドへ」

・旅をしている様子のオーウェン一行。空を見上げると画面が切り替わりブルーが崖の上まで移動し、「クア!クア!」と鳴き声を上げていた。そして、クレジットへ・・。(次回作に続く?)

※クレジット後には、アメリカのタワーを占領するプテラノドンたちが見れます。

 

個人的な評価と感想

評価点数

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ストーリー ・・ 65 点

映像    ・・ 80 点

演出    ・・ 60 点

音楽    ・・ 60 点

キャラクター・・ 55 点

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総合   ・・   70 点

総評コメント

「恐竜たちの再現度やその迫力は文句なし。ただなんか期待していたものと違う若干の消化不良感。結末についても次回作ありきはどうなのかな・・」

感想

良かった点

冒頭のに定番でもある、モブキャラが食われるところの演出よかったですね。笑いました。

出典:© Universal Pictures

↑これです

前作から引き続き、島がどうなってしまったか、恐竜たちはどうなってしまうかが始まりからきちんと描かれていてとても世界観に入り込みやすかったです。

紆余曲折したクレアとオーウェンが島に到着しブルーら恐竜たちを発見したときは嬉しくなりました。また、島での噴火からの脱出劇の迫力がとにかくすごくて恐竜たちもたくさん出てきます。

最後の島を出るときなんかは、島で最初に出会ったブラキオサウルスが死んでいくところ出てきて泣きそうでした。

あとは、ブルーとオーウェンの絆が今作でも重要なのもよくて最後の決戦も読みやすい展開ではあるもののやはり手に汗握りました。こどもブルー可愛いすぎる。

やはり恐竜たちの再現度はCGの向上すさまじいですね。その映像美はスクリーンで見る価値ありです。

あと、内容とまったく関係なくて恐縮ですが個人的に気になってしまうのでが前作から続投のブライス・ダラス・ハワード演じるクレアのぴちぴちTシャツによって目を引くバストですね。これは男性の方ならわかってくれるはず(笑)

悪かった点

なんていうか、後半であるベンジャミン邸にいってからの失速感がやばいです。恐竜たちのオークションという人間の汚い部分を見せたかったのかもしれませんが、そうしたシリアスな路線のジュラシックワールドは観ている人はあまり期待していないと思いますし、今回の悪役恐竜?であるインドラプトルも結局人間が作った産物っていうまあいつものパターン。あとデザインが露骨に「おれは悪い恐竜だぜ」感が出ていて、やりすぎだろ・・と。どうせ開発するならもっとおしゃれにさあ。。

あと、メイジーのクローン設定って必要だったのかなと疑問です。終盤の恐竜たちを救うために複線(口実?)にするためなのはわかりますが、そこまでストーリー上で重要な部分でもなかったし。身寄りがないから今後の作品でオーウェンたち一行に登場する少女キャラクターの立ち位置にしたかったのかな?

形はどうあれ、最終的にはブルーが倒してくれるんでしょ?感が後半見え見えでしたし、なんとかこれまでの流れを変えようとストーリー自体を新しいものにチャレンジしたものの、舞台が変わっただけで結局やっていることは同じような感じでした。

登場人物も主役の2人とメイジー以外は際立ったキャラいなかったのも残念です。まあ本当の主役は恐竜たちなんでそこは構わないんですが。

なんていうか、前半のこれだよこれ!!からの後半のん?どうした?感が非常に強い作品でした。

まとめ

・はやりジュラシックシリーズは広々した大自然の島が最高。本土にくるとなんかスケールの小さい話になってしまう。

・シリアス路線が好きな方なら気に入るかも。ただ、今までジュラシックシリーズのイメージで行くと肩透かしをくらうかも。

・ブルー可愛いすぎ。

 

以上です。少し辛口気味になってしまいましたが映画館で見る価値は存分にありました!

 

ゲーマーのリョウ

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