(この記事は2024年02月02日に作成されました。)
みなさんは「まあ、今日で人生が終わってもいいかな」
そんな日がありましたか?私はその日明確に感じてしまいました。
そう思わせた施設が、サウナーにとってはまさに約束の地でもある
『The Sauna』
なのです。サウナを愛してやまない筆者が非常に楽しみにしていた楽園「The Sauna」での感想を書いてみました。
『The Sauna』とは
長野県信濃町の野尻湖そばにあるサウナ施設で「野田クラクションベベー」氏がフィンランドで体験したアウトドアサウナを日本に広めたいという想いでできました。
サウナ小屋や水風呂がビルドして作られ、野性味あふれた施設になっていました。
都心部から向かうと約4-5時間はかかる場所ですが、ここでしか味わえないサウナ体験が待っています。
今回は、日ごろサウナと共にする友人と4人で宿泊していってきました。
サウナは全部で5つあるのですが、
1日目には最初にできたサウナである「1号棟 ユクシ -Yksi-」
2日目には3時間貸し切りのプライベートサウナである「3号棟 コルメ -Kolme-」
に行って存分に堪能してきたのでその熱量が少しでも伝わればと思います。
薪とロウリュのフィンランドライクな本格サウナ
「The Sauna」のサウナは薪を使って、サウナストーンを温めています。
薪はスタッフさんがこまめに入れてくれて、木の燃えたにおいとサウナストーンでかかったロウリュのアルマの香りが混ざり、嗅覚を刺激してくれます。
この香りが格別なんです。また、薪が燃える炎とパチパチという音が聴覚をつついてくれます。
そして、サウナストーンから発せられる熱が体を芯から熱してくれます。表面的な温度はいつもよりも低く感じたのですが、なぜだがここのサウナは非常に多くの汗をかけました。湿度が違うのかもしれません。
サウナのために建っている手作り感ある木造のサウナ室は独特の空気感で、忘れられないサウナ体験がそこにありました。
自然と一体化してただの生物になれる
まず一番感動したのがロケーションです。都内の施設ではまず味わえないであろう体験がここではできました。
サウナを出ればそこは木々に囲まれた自然があり、いち生物として自然に放り込まれた感覚でした。
真冬ということもあり、あたりには雪が積もっていたのですがかえってそれが幻想的なコントラストをしていて、外気浴をしながらエモさに感極まったことを覚えています。
水風呂は近くの山から直接引いているという徹底ようで、その分水温が低くその日は「3℃」という体験したことのない冷たさでした。
そんな極寒の水風呂を経由して、ととのうひとときは格別の時間でした。
私の人生のなかでもとてもゆっくりとでも、たしかにそこに生を実感できる瞬間でした。世界と自分が一体化したような感覚の中で、ふと思いました。
「ここは天国なのかもしれない・・」
夏のあいだは、近くの野尻湖にそのまま飛び込めるということでぜひそちらも体験してみたいものです。
大切な人や仲間と一緒にととのえる
The saunaは完全予約性のサウナになっており、時間制で利用できるサウナが決まっています。
サウナには水着で入ることになっていて、男女混浴なので大切なパートナーと来ることもできます。
現に二日目にコルメではご夫婦の方がサウナを楽しんでいました。
宿泊プランもあるので、仲間と来るのもよし、家族や恋人と来るのもよしの施設です。
宿泊できる施設LAMPの料理はラム肉が中心となっており、臭みが非常に少なくめちゃくちゃうまかったです。
ラムチョップとラムのたたき
宿泊できる部屋いくつかあります。私たちの部屋は二段ベッドがある修学旅行にでてきそうな部屋でわくわく感がありました。
23時には完全消灯で以降は静かにしないとだめなのでよふかしには注意しましょう。
ここでしかできない体験がある
ただのサウナ体験のみならず、食や環境、スタッフさんの心意気など全身で感じられるエンタメがここにはありました。
ひとつ大きく感じたことが、
「ここにいる人はみんなサウナを愛しているんだ」
という一体感のようなものです。ライブに行ったりすると感じるようなあの感覚を思い出しました。
日常では仕事に趣味に家族や恋人に時間をかけて、時には思い悩むこともたくさんあります。
しかし、この場所ではまるで純粋な生物としての喜びを求めてきたかのように、私は間違いなく自分の肩書や現状から解放され、ただの人間として5感を刺激された最高のひとときを過ごしました。
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